ディレクターの番匠です。
とある休日の話です。
珍しく高尚な時間を過ごしました。
堺市にあるフェニーチェ堺で開催されたクラシック音楽のコンサートを鑑賞してきました。
大阪交響楽団 演奏会『チェコから新大陸へ、映画音楽と名曲の旅』
クラシック初心者向けのもので、映画音楽もあるのでとても聞きやすいものでした。
娘がピアノを習っていることもあり、家族で聴きに行ったのですが、
私の目当てはどちらかというと建物です。
フェニーチェ堺を設計したのは、故人の柳澤孝彦氏。
これまで新国立劇場や東京オペラシティも手掛けられた、劇場設計のスペシャリストです。
フェニーチェ堺は、建築費高騰の余波を受け大幅に着工が遅れましたが、
昨年遂に完成しました。
そのため柳澤氏は完成を見ることはありませんでした。
近くにありながら、これまで外観しか見たことがなかったのですが、
大ホールに足を踏み入れた瞬間に、その荘厳な雰囲気に圧倒されました。
すごい空間でした。
ホールならではの音の反響を考えた壁面がそのままデザインになっています。
白と黒、赤、観客の衣裳がモザイク絵画のように見えます。
素晴らしい空間で、素敵な音楽。
たまにはこういう非日常な空間に浸るのも良いですね。
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