2024-08-03

家具のデザイン展に行ってきました!

ディレクターの番匠です。
今年も変わらず、暑い日が続いております。
体調には気を付けたいところですね。
 
暑い中ですが、先日京都で行われている、『倉俣史朗のデザイン』展に行ってきました。


倉又史朗さんは、商業店舗のデザインや家具のデザイナーとして知られ、
50代後半で亡くなられた後も、伝説的に語り継がれている人です。
 
世界的な評価も高く、本展でも欧米の見学者が多くみられました。
 
倉俣さんの代表的な家具がいくつかあり、そのうちの一つが『ミス・ブランチ』です。
実際座る家具というより、オブジェとして佇んでいる方が似合うもので、
透明なアクリルの中に無数の造花のバラを閉じ込めています。
20年以上前になりますが、
その鮮やかな姿を初めて雑誌の特集で見た時の感動を今でも覚えています。


こちらはこれまでに何度か見たことがあるのですが、そのたびに見惚れてしまいます。
今回も多くの見学者が一番集まっていたように思います。
見る角度によって、その姿が変わるため、どこからみても美しく、魅力的なチェアです。
 
今回は単独展ということで、
他にも様々な家具や、スケッチ、日記など想像以上に多くの展示がなされていました。
 
カラーアクリルを使用したオブジェは光にあてられることで、
床面にそのカラーが映し出され、ずっと眺めていられるきれいさでした。


またガラスだけで作られたチェアは、これ以上ないほど要素をそぎ落とされていて、
緊張感が漂うほどのバランスで構成されていました。


こちらは、エキスパンドメタルという鋼製の材のみでつくられたチェア。
大ぶりで構成でありながら、床面や壁面が透けて見えることで、
重々しさを全く感じさせません。
このチェアだけ入口で座ることができましたので、じっくり堪能してきました。


会場は京都国立近代美術館で、
つい先日亡くなられた、建築界のレジェンド、槇文彦さんの設計です。
すぐ向かいには建築家、青木淳さんの改修設計による京都市美術館があり、
日本で一番有名な現代アーティストである、村上隆さんの企画展が行われています。
 
さらには徒歩で10分少々のところに、南禅寺もあり、一日ゆっくりと楽しめます。
 
南禅寺周辺には、古民家をリノベした『ブルーボトルコーヒー』や、
湯豆腐で有名な『順正』があり、ゆったりとした最高の一日となりました。



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