2025-09-25

逆転しない正義

建築技術部の戸越です。 

最近、はまっている朝の連続テレビ小説、ドラマ「あんぱん」。
明日ついに最終回を迎えます。

「なんのために生まれて なにをしていきるのか」

こちらは漫画家やなせたかしさんが自ら作詞した「アンパンマンのマーチ」の一説です。
私自身も子どもも「アンパンマン」を通ってきていなかったので、
やなせさんが「アンパンマン」を通して伝えたいことを今回ドラマを通して知りました。

日本の戦争を正義だと信じていたが、敗戦で突然その正義が逆転する。
ドラマでは「逆転しない正義」があるとすれば、それはいったいどういうものなのか。
考え抜いた末に、「困っている人に食べ物を届けるヒーロー」をつくり、
子どもたちに「諦めずに生きる」「人はみんな、尊い存在である」というメッセージを届けています。

終盤の「あんぱん」を見ながら、私も本当に自分の正義だけが正しいのか。
相手の立場に立って理解して歩み寄ることができないか、
「なんのために生まれて なにをしていきるのか」を考えてました。

子どもたちに「そうだ!うれしんだ、生きるよろこび」と、
明るい未来が待っている事を伝えていきたいです。

2025-09-17

大阪・関西万博 フランス館へ

 こんにちは、アーキテクトの小畑です。

先日、大阪・関西万博のフランス館でルイ・ヴィトンの展示を見てきました。

レストランは寄らずに、とにかくこの展示に集中!

建物に入るとまず圧倒されるのが「トランクのライブラリー」。重松象平さん(OMA)が設計した空間に、ルイ・ヴィトンの象徴でもあるトランクがずらりと84個。ひとつひとつが素材や職人技を語るように並んでいて、ただ眺めているだけでブランドの歴史とクラフトマンシップを肌で感じます。

空間全体に広がるサウンドはフランス国立音響音楽研究所(IRCAM)によるオリジナルで、静かに耳に響きながら歩くと、まるで工房の中を散歩しているような気分になりました。奥へ進むと真鍋大度さんの映像インスタレーションが現れます

。無数の光と音が球体状に広がり、トランクが未来へと変化していくような幻想的な演出で、思わず足を止めて見入ってしまいます。日本のクリエイターとフランスのメゾンが出会うことで、単なるブランド展示ではなく「体験するアート空間」になっているのが印象的でした。


レストランは今回スキップしましたが、これだけでも十分に見応えあり。ルイ・ヴィトンの歴史と革新が同時に味わえる、まさにフランス館のハイライトだと思います。


2025-09-09

大阪・関西万博 ブルーオーシャンドームへ

特建事業部の西村です。
事業部メンバーで大阪・関西万博へ行ってきました。

これまで抽選が必要なパビリオンになかなか当選しなかったのですが、今回はブルーオーシャンドームに入ることができました!



建物は3つのドームで構成されていて、それぞれテーマが違います。

Dome A(循環):水の流れや循環を表現したインスタレーション。水滴が光に反射して踊るように動き、自然のリズムを感じられました。




Dome B(海):巨大な球体スクリーンに映し出される映像。クジラやクラゲが目の前を泳ぐシーンは圧巻で、思わず息をのむほど。映像美と音響に引き込まれました。

Dome C(叡智):最後は考える場。海の未来、資源の循環、持続可能な暮らしについて来場者が一緒に考えられる仕組みがあり、展示を見て終わりではなく「次どうする?」と問いかけてくるのが印象的でした。




設計は坂茂さん。素材の使い方がテーマと連動しているのが面白かったです。竹、炭素繊維、紙管という異素材で構成された3つのドームは、それぞれの空間体験としっかりリンクしていました。建築そのものが「持続可能性」を語っていると感じます。


ブルーオーシャンドームは、癒やしと学びのバランスが絶妙なパビリオンでした。映える体験もしっかりありつつ、心の奥に“海の未来”というメッセージを残してくれました。万博に行くならぜひ立ち寄ってほしい場所のひとつです。