2019-08-22

島根・鳥取の旅

 夏休みも残りわずかとなりましたが、変わらぬ暑さに日々体力を奪われてしまいます。
なぜエアコンを開発した人にノーベル賞が与えられないのか、考えてしまいます。

 少し前になりますが、早めの夏休みを取り、家族で島根・鳥取の旅に出かけました。いつものように家族が行きたいところと、私が見たい建築をミックスさせて旅程を組みます。

 まずは島根県、出雲大社と松江城、宍道湖あたりが目的地。


古代出雲歴史博物館。設計は槇文彦さん。



ガラスにタイル、コールテン鋼といった異素材をバランスよく組み合わせています。



宍道湖に面して建つ、島根県立美術館。
設計は菊竹清則さん。

外部にたくさんのアート作品が展示されていて、湖からの風も気持ちよく、たくさんの人が訪れていました。





そして宿泊したホテルがこちら。鳥取に入ります。

美術館と同じく菊竹清則さんの設計。
50年以上前に建てられました。

ロビーは創業時の雰囲気を色濃く残しています。
杉型枠のコンクリートとガラス、家具の雰囲気が抜群です。



実は島根、鳥取には意外と多くの有名建築があります。

国宝の松江城や神在月で有名な出雲大社といった、古い建造物はもちろん、現代建築でも著名な建築家が手掛けたものが多くあります。

といいつつ、最後にご紹介するのは、日本で最も危険な国宝と呼ばれる『三徳山投入堂』。

その理由は、山の上に投入堂というお堂があり、そこにたどり着くには片道1時間半ほどかけて、崖や急坂、場所によっては道なき道を登らなければいけません。


例えばこんなところ。

ここはまだ鎖という手掛かりがあるので、まだましな方。足元が悪い崖もあるので、子供と行くとヒヤヒヤします。

まあ、こちらも自分のことで精いっぱいなんですが。



途中の絶景ポイントです。
ここも縁側の下は数十メートルのがけ地。

わが娘ながらよく平気でいけるもんです。




で、最後にたどり着くのがこの投入堂。(お堂の中まではいけません)。ここから眺めます。


うちは娘もいたので、約2時間で到着。
なかなかの達成感で、テンションMAX。
とてもいい経験になりました。


本当に危険で、前日、当日に雨が降れば入山禁止。
当日も2か所で靴のチェックがあります。
基本的に登山靴が望ましいそうです。

我が家はみんなスニーカーでしたが、事前に聞いていたので足底の溝が深いものにしていました。なかには断られた人もいて、その人は草鞋(わらじ)を購入して許可されていました。


いろいろ大変な場所ではありますが、危険を覚悟でみなさんも行かれてみてはいかがでしょうか!


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